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信託保全について


外貨預金の場合、取り扱っている銀行が破綻すると、預けていた預金が戻ってこない恐れがあります。

というのも、外貨預金は預金保険の対象外だからです。

外国債券の場合も、発行している企業などが破綻してしまうと、ただの紙切れになる恐れがあります。

しかし、貨幣の価値というのは、国家が滅亡するといった極端な非常事態が生じない限り、暴落したとしてもお金の価値そのものがゼロになることはありません。

ただし、FXの場合は取り扱っているFX会社の信用リスクを被る恐れがあります。つまり倒産した場合、資金が戻る場合と戻らない場合があります。

どういうことかといえば、信託保全という方法で私達の資金を保護しているからなんです。

少し注意して欲しいのですが、法律で定められている通常の分別保管というのは、単に会社の資金として私達の資金を流用しないようにした取り決めであって、私達の資産を100%保護するというものではないのです。

信託保全とは、顧客から預かった証拠金を銀行の信託口座に預け、信託管理人制度の元で、会社の資産とは分別して管理する方法です。

この方式を用いれば、たとえ利用しているFX会社が破綻したとしても、顧客資産の安全性が確保されます。

分別保管の会社が以前は多かったのですが、最近ではどのFX会社も信託保全を導入しています。

このようなことを考慮して、取引業者を選ぶ際は信託保全の項目を必ずチェックすることをお勧めします。
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